備忘。
phpizeコマンドを使用することでミドルウェア環境を再構築する(=コンパイルし直す)必要がなくなる。
今回はopensslモジュールを追加した手順を記載。
(ざっくりとした)操作手順
通常のコンパイル手順と同様、phpizeコマンドも下記の手順で使用する。
- 追加モジュールのソースコードが保存されている箇所に移動する
- phpize実行(configureファイルが生成される)
- configureコマンド実行
- makeコマンド実行
- make installコマンド実行
実施手順
大体上記のざっくり手順で問題ないが、opensslモジュールをコンパイルするにあたり別途configファイルの作成が必要だったため、手順の中に追記。
# cd /usr/local/src/php-5.4.16/ext/openssl/
# ls config*
config0.m4 config.w32
# cp -rp config0.m4 config.m4 // config.m4を生成しないとエラーになる。
# phpize
Configuring for:
PHP Api Version: 20100412
Zend Module Api No: 20100525
Zend Extension Api No: 220100525
# ./configure
# make
# make test
# make install
Installing shared extensions: /usr/local/php/lib/php/extensions/no-debug-non-zts-20100525/
インストールされたフォルダ内を確認すると、opensslを使用するためのsoファイルが生成されていることを確認できる。
# ls /usr/local/php/lib/php/extensions/no-debug-non-zts-20100525/
imagick.so openssl.so pdo_mysql.so
追加モジュールをインストールしたらモジュールを有効化するために設定ファイル(/etc/php.ini)を編集する。
[text]
extension=openssl.so <- 追加
[/text]
apacheを再起動し、モジュールが追加されたかどうかを確認したら完了。
# apachectl graceful
# php -m
openssl