[映画]2001年宇宙の旅をIMAXで観た

IMAXで上映されるとのことで行った。

最後に観たのは多分5,6年前でその後小説も読んだけど、そこまで自分の中で好きな作品という訳でもなかった。何となくキューブリックらしい美しさはあるなあと思ってたけど。
が、今回の上映ですっかりファンになった。特にIMAXだと(IMAX自体初体験)音の伝わり方がすごくて映画を体験的に感じることができる訳だが、この映画も何だかわからないが「終わり良ければすべて良し」な演出も相まって観終わった後の高揚感がすごい。

元々キューブリック自体は大好きで時計仕掛けは最高だと思っているし、博士の異常な愛情、もしくは現金に体を張れとかもスタイリッシュな作品で大好きだ。
2001年宇宙の旅はキューブリック演出の中でもかなり「静」が際立った作品だと思っていて、反復されるクラシックの音楽がこの作品に余計な物を継ぎ足さずに鑑賞者に強い印象を与えていると思う。

今の時代にAIを扱った作品を見ると「HALっていつ出来るんすかね。当分出来ない気もするけど」と若干冷めた印象もあるんだが、そういったSF的なテーマよりもキューブリックの徹底した「静」の世界観に圧倒される。この世界観がこの作品が持つ強度なのだと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

sixteen − 12 =

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください